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投稿事例のご紹介

先生の投稿の一部をご紹介します。

心房細動患者の心室機能の測定装置(開発中)

診断機器 心機能モニター 非侵襲

心房細動患者の心不全死予防のためには、心室機能をモニターし、個々の患者に最適な薬剤選択、薬効評価、病態把握等をする必要がある。本研究では、胸郭インピーダンス測定装置及び解析表示ソフトウエアの製品化を目指し開発を進めている。

本事業をどう活用したか

ソフトウエア特許(日米英独仏蘭)、装置特許(日米)を取得していたが、本事業のセミナーでの研究発表をきっかけに、アドバイスを受けた。

心房細動の心室収縮メカニズムモニターで、個別化医療を目指す

心房細動(AF)は、脈不整のため一心拍毎に心室収縮力が変化する疾患である。AF患者を診察する医師は、心不全死予防のため、治療薬の選択や病状の経過観察のために心拍出量を確認する必要がある。だが、心拍出量をモニターする胸郭インピーダンス測定装置は、世界で数社から販売されているものの、それらは洞調律患者用であり、AF患者の様々に変化する心拍出量は、参考値扱いであるのが現状である。
そこでAF患者の心室機能および心室収縮メカニズムを客観的データにより評価できるソフトと、国産初の胸郭インピーダンス測定装置の開発を進めている。現在は特許取得や試作品作成はほぼ終えている。将来は、医師がスマートフォンで胸郭インピーダンス測定できるようにもしたいと考えており、臨床現場の医師を支援できる装置を目指していきたい。
事例紹介リーフレット4
事例紹介リーフレット4


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(掲載内容は、2019年2月時点の情報になります。最新情報についてはお問合せください)
こちらのコンテンツは、日本医師会「医師主導による医療機器の開発・事業化支援事業」の業務委託先であるサナメディ株式会社が作成しております。本件に関する問い合わせ先はこちら。

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